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バレンタイン・カウントダウン企画第4段!
GXの十万です!カプ要素はあるか・・?これあるか?うんよくわかんない←
お題は「2.キャンディひと粒」です。
勢いで書いたらこのカプになってしまいました・・・。
書くのは楽しかったです。うん、ナチュラルにイチャついてるけど。
というわけで、読んでやってもいいぞ!という方は追記よりどうぞ!


「おい、」

短く呼びかけられた声が、愛しい人のものだと気づいた。
だから振り返ったら、なんだか妙に不機嫌そうな表情と、そして。

「ちょうど良い。これを運ぶのを手伝え、十代」

とても大きな紙袋を両手で抱えた万丈目が立っていた。
年齢にしては細っこい身体、白い肌なお坊ちゃん。
その万丈目が、そんな大きな荷物を一人で抱えているなんて一体どうしたんだ。
悩むことなく、そのままオレは単純にその疑問を万丈目にぶつけた。

「どうしたんだよ万丈目、その袋」

「キサマ、今日が何の日か・・あぁ、キサマは知らんだろうな」

いつものように何か言いかけて、途中で放棄した。
けなされるのが常だとはいえ、それはちょっとひどいんじゃないだろうか。
(確かにオレは馬鹿だけど、万丈目に呆れられるほどではないと思っている。)

「別にいいけどさ、ってうわ、何これ」

ピンクや赤や青やら、なんともカラフルな色の包み紙のプレゼント。
大抵は直方体だったが、ハート型とかもう手が凝っているとかそういう問題じゃない。
なんだこれ、誕生日か、と言いかけて気づいた。

「あ、今日ってそういやバレンタインか」

「今更気づいたかキサマ」

フン、どうせもらえないからだろう!と自慢げに万丈目は言った。
いや、確かに誰かからもらった記憶は、あぁいや明日香にはもらったような。
そんなことを思い出しながら、オレは万丈目の持っている袋を一つ持った。

「にしても、モテるんだな万丈目」

「当然だな、俺は決闘も強いしカッコイイからな!」

「うんうん、決闘強いしカッコイイけど自分で言うなよなー」

まぁ、本当のことだからいいけど。そう思いながら荷物を持ち直す。
レッド寮の万丈目ルームまで持って行くぞ、と言われ、レッド寮に足を向ける。

「それにしてもこれ、全部食うの?」

「・・・・なんだ、その意地汚い目は」

「いや、チョコとか飴とかいっぱいあっていいなー、って」

「キサマ、もらってないのか?」

「あ、ううん。明日香にもらったけど」

でもなんか、友チョコとかいう友達にあげるチョコだった。
それにトメさんにも貰った。そう続けると、なんだか不機嫌そうに鼻を鳴らした。
(もらったかって聞かれたから素直に答えたのに、なんで不機嫌そうなんだ?)

「そんで万丈目、全部一人で食うの?」

「意地汚い奴だな本当に・・処理しきれなかったら頼む」

「よっしゃ!腐ったりする前に呼んでくれよな!」

「そう簡単にチョコや飴が腐ってたまるか」

そんな話をしていたら、あっという間にレッド寮に着いた。
万丈目ルームの豪勢なカーペットの敷いてある床に荷物を下ろす。

「いいなー、そんなにお菓子いっぱい」

「まだ言うかキサマ。そんなに欲しいならこれでも食べていろ」

額にクリーンヒットしたのは、透明な包みに個包装された飴玉だった。
万丈目のポケットから取り出されたそれは、淡い黄色だった。レモンかな。
口に入れたらやっぱりレモンで、万丈目もピンクの飴玉を口に放り込んだところだった。

「だってさ、レッド寮ってそんなにお菓子とかないし食わないじゃん」

「まあ確かに、そうだが・・」

万丈目も納得して頷いた。それから、少し考えるように目を逸らす。
無言で勉強机の近くに行ったかと思うと、赤い包み紙の、手のひらサイズの箱を一つ。

「十代、」

「うん?」

「運んでもらった礼だ、受け取っておけ」

オレの胸元に、半ば押し付けるように箱を突き出す。
よくわからないままそれを受け取ると、万丈目はどこか満足そうに鼻を鳴らした。

「ほら、いつまでも突っ立っているな!邪魔だ!」

「え、ちょ、荷物運んだのにひどくねえ?!」

「礼はやった!」

礼、というのは間違いなくこの押し付けられた箱だろう。
背中を押され、強制的に外に出され、後ろで扉が勢いよくしまった。
手には赤い箱。甘い匂いはしないけど、多分、バレンタインの。

「・・相変わらず素直じゃねえ奴」

でも機嫌を損ねたら取り上げられるだろうから、言わないでおこう。
そう思って、オレはレッド寮のボロい階段を軋ませながら勢いよく駆け上がった。











あとがきという名の懺悔

なんか、書いていたらいつの間にか十万になっていたブツ。
おかしいな、そんなつもりじゃなかった、はずなんだけど。
飴玉ネタは一回、不動アトラスで書いちゃったので工夫を凝らしてみました。
にしても万丈目さんはやきもち妬きですが十代は恐ろしいほど気にしませんね。
なんだ、これが色男の余裕ってやつなのか。足元すくわれるぞ、あのフリルに!←
ちなみにお礼に飴玉投げつけたところまでは計算の範疇だったんですが、
あれ、飴以外にも箱あげちゃってるよ万丈目さん・・あれ?←
仕方ない。うん仕方ないんだ、万丈目さんのデレ具合が半端じゃなかったんだ。
というわけで十万でした!うふふ、久しぶりに書いたけど楽しいなぁ!^^
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