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風介がアニメに出てくるし緑川がキャラ違ったのでアレですが載せてみた。
ホント、これは今だから笑い話として載せられるんであって、
今っていう機会を逃すとこれ絶対にお蔵入りになってますよ。
これは風介が出ないであろうことを見越して書いてたんですけど、
しかもリュウジがまだ出てないころに書いたものなんですけど、
リュウジ出るんだったら涼野風介×緑川リュウジもいいじゃないと思って。
あと、リュウジがヒロトのことをなんて呼ぶか分からないので、
これはちょっといまいち微妙なところなんですけど、
(ヒロトをヒロトと呼ぶなら風介は風介でOKじゃね?という理論。)
初見前なので恐ろしく暗いし違います、軽くパロディ入ってます。
エイリア石のせいで記憶がないリュウジと全てを知ってるヒロト、
晴矢と風介は違うチームに引き抜かれて違う場所で生活中。
ジェネシス戦から2週間くらい経った頃みたいな感じで考えてください。
それではそんなでもついていってやるよ!という方は追記よりどうぞ。


「レー、ゼ?」

呼びかけた声に振り返ったのは、同じ褐色の肌と緑色の髪、黒い瞳。
重なるけれど、本人かどうかは分からない。
隣に立っていた赤い髪の男   基山ヒロトは微笑した。

「おや、久しぶりだね風介?」

「・・・」

「・・誰?」

その唇から発された声も、私の記憶に重なるものだった。
けれど。私の名を、私の存在を、彼は知らないのだろうか。

「・・・誰、だと?お前は、私を知らないと?」

「・・・会った覚えは、ないと思うけど」

その返答に思わず顔をしかめた。声と顔からして、彼はおそらくレーゼだろう。
(ヒロトと一緒にいることからもそれは窺い知ることが出来る。)
それなのに、私を知らないというのは一体どういうことなのだろう。

「・・ヒロト、これはどういうことだ」

「どういうこと、と言われてもねぇ・・・」

「・・・彼は誰だ?」

涼野風介とガゼルとでは、ヒロトとグランほど外見に差異はない。
それなのにレーゼは私のことを知らないという。
本当に不思議そうな眼で、レーゼはこちらを見た。

「あぁ、彼は俺の知り合い。涼野風介というんだよ」

「・・・どうも、俺は緑川リュウジだよ」

自己紹介された名前に、聞き覚えはなかった。
下ろされた前髪、一つ結びにされた髪、少し大きく開かれた釣り目。
どこか無邪気そうに首を傾げる仕草は、以前は見受けられなかったものだ。
けれど。私はどこかで、この緑川リュウジという男がレーゼなのだと分かっていた。
(直感というよりは確信的だった、証拠は何一つないけれど。)

「・・・!まさか貴様、ヒロト・・!」

「ふふ、どうやら勘違いしているようだけれど・・俺じゃないよ?」

「フン、わかるものか。貴様はいつもそうやって、」

「いや、本当に俺じゃないって。これはあの石の力」

あの石。エイリア石。お父様がイプシロンに、ジェミニストームに、レーゼに使っていた。
人間を強化する力を持つ、あの石。その力を得る代償として。副作用だとしたら。
そう考えたなら、ありえない話ではないし理屈としては通る。

「・・・!じゃあ、」

「あぁ、彼はレーゼだったことを知らないし覚えてもいないようだ」

「・・・レーゼの記憶もない、のか」

「そうだよ、だから君とは、」

「皆まで言うな、それくらい、わかる」

「・・感情では、認めていないようだね」

ほら、手が髪に伸びているよ。前髪を梳くのは、君のイラついた時の癖だろう。
いつものように澄ました表情で言ったヒロトの声は、どこか憐みを含んでいた。

「ところで、バーン・・あぁいや、晴矢はどこなんだい?」

「・・・知るか、あんなやつのことなど」

「あれ、意外。カオスとかいって楽しそうに一緒にサッカーやってたじゃない」

「知らないものは知らない、私はもう行く」

「どこにだい、お互い行くあてなどないだろう?」

「・・・・そんなもの、どうにでもなるさ」

「・・あのさ、」

背を向けた、その時小さく控えめにかけられた声。
思わず振り返ると、不安げで悲しげな表情のレーゼ、否、緑川リュウジが立っていた。

「・・・あの、どこかで、」

「・・・何だ?」

「どこかで、会ったこと・・あった、かな?何か、」

「・・・」

「君を見ていると、胸の奥がつかえたような、不思議な、感じが、」

いっそ、本当のことを言ってしまおうかと迷った、けれど。
今の彼はジェミニストームのレーゼではなく、緑川リュウジで。
私はダイヤモンドダストのガゼルではなく、ただの涼野風介で。
今は緑川リュウジとして、サッカーを楽しんでいるのだとしたら、私は。

「・・・いや、もういいんだ、人違いだったようだから」

「そう、か・・あ、じゃあ、その、今度一緒にサッカーやらないか?」

ヒロトの知り合いなんだから、サッカーも強いんだろう?
どこか楽しげに、嬉しそうに、尋ねてきたものだから。
記憶の中のレーゼが、目の前の緑川リュウジと重なって。

「・・・考えておくよ。それと、」

「ん?」

「私のことは風介でいいよ、リュウジ」

「・・・あ、あぁ、じゃあまたな、風介」

目を細めて笑ったその、レーゼにはなかった楽しそうな、はにかんだ笑顔が。
ずっと眺めていたいとも思ったけれど、今の私には。

「俺も、風介とサッカーやりたいな、いいでしょ?」

「・・・あぁ、そうだな」

今度こそ背を向けて歩きだした。背中に視線が突き刺さる。
私が。この私が悲しいなんて、そんなこと思うはずがない。
どこかチクチクと断続的に続く胸の痛みを半ば無視して、私は歩き続けた。
(大切なものは絶対に離してはダメだよ、と空を見つめて言った、お父様の言葉が頭をよぎった。)











あとがきという名の懺悔

ガゼレゼがまず少ないってのに涼リュなんてあるはずないじゃんね!!←
わーい!マイナー万歳!ことごとく茨道開拓する私のバカー!←
ガゼレゼとバングラ前提の涼リュで、さりげなくヒロト出張ってます。
リュウジは多分レーゼとしての記憶ないだろうな、と思ったので、
ガゼレゼがリュウジの頭の中で成立してないのですよ。
シリアスで暗すぎる・・・ま、でもこういう話も書くの好きなんですけど。
リュウジ出すんだったら風介と晴矢も出せよ・・と思う今日この頃。
コメント
はじめまして
通りすがりのものです
私もガゼレゼ最近リュウジがでたあたりから妄想しだしてたので同じようなかたがいて嬉しいです
ガゼレゼマイナーですがひろまればいいですね~
2010/02/07(Sun) 04:04 | URL | 姫神 由利架 | 【編集
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