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クリスマス・カウントダウン企画第5段!
BASARAの幸佐です!カプ要素は見ようによっては。
お題は「7.きみの温かさを知る」です。
甘々ほのぼのな感じで、ようするにいつものうちの幸佐です(笑
うちの幸佐は甘々イチャイチャが基本です(ぇ
というわけで、読んでやってもいいぞ!という方は追記よりどうぞ!


きみの温かさを知る
(本当なら知ることのできなかった、この温もり。)




「佐助ー!佐助おらぬのか!!」

屋敷中に響き渡るような大声で、幸村は自身の忠臣を呼んだ。
任務に就かせてはいなかったはずだが、と首を傾げていると、
怪訝そうな表情の佐助が屋根から顔を覗かせていた。

「どうしたのさ旦那ぁ、そんな大声で呼ばなくたって聞こえてるっての」

「おお佐助!この豪雪を使った特訓をしようと思ったのだが」

平然と答える幸村の無茶に、佐助の口元が引き攣る。
この雪の多く降り積もった中を、特訓?冗談じゃない。

「え、まさか雪使って特訓とかやめてよそんな、寒いじゃない」

「そんなことはない!特訓していれば温かくなる!」

「ていうか何やってんの!?なんでお腹出してんの!?バカなんじゃないの!?」

普段の赤い紅い鎧を身に纏い、槍を2本構えた幸村の姿は圧巻。
だがしかし、真冬に雪の中、今にも雪が降りそうな鉛色の空の下でだ。
これではむしろただの目の毒。こちらが寒くなってきそうな振舞いである。

「む、バカとはなんだ!某は特訓がしやすいようにとこうして、」

「だーっもう!雪はね、楽しむもんで破壊するもんじゃないの!わかる!?」

「そうなのか?」

きょとん、と首を傾げた幸村に、呆れを含んだ盛大な溜息が漏れる。
佐助は屋根から庭に下りると、庭に降り積もった雪をそっと手に乗せた。

「楽しむ、とは?」

「まぁ見てなよ」

雪を半球型になるよう手で押し固め、それを佐助は幸村に預けた。
幸村はアーモンドを真っ二つにした半分のような形の雪玉に首を傾げる。

「・・・なんだ、これは?」

「ちょっと待ってて、すぐ取ってくるから」

「む?何をだ?」

「いいからいいから。あ、それ形崩さないでね、溶けたら雪追加しといて」

それだけ言い残すと、佐助はひらりと塀の上に登り、どこかへ走って行ってしまった。
庭にはきょとんと首を傾げた鎧姿の幸村だけが取り残された。

「・・・・む?」

体温の高い幸村の手の上で、少しずつ雪が溶けている。
とりあえず幸村は、佐助の言うとおり雪をその塊に少しずつ付けていく。
すると、軽い音の後に雪を踏む独特の音。佐助が笑顔で立っていた。

「早かったな、佐助」

「うん、近くにあったからね」

「何がだ?」

「ほら、こうしてね、」

柊の葉2枚と赤い木の実2つを、その塊に埋め込むようにくっつけた。
それを見て、幸村はピンときた。なるほど、これは。

「ゆきうさぎか」

「そういうこと。ほらね、雪はこういうふうに遊ぶもんだよ」

「む・・・そうか・・」

「さ、ほらとりあえずその格好寒いから着替えてからね」

そう言って佐助は、幸村の腕を掴んで室内へと誘導する。
金属製の武具をつけたままの佐助の手は冷たくて、それをそっと握りこむ。

「・・?旦那?」

「佐助の手は冷たいな」

「・・・旦那の手はあったかいね」

「うむ。そうだ佐助、某はいつき殿が申しておった雪だるまを作りたいのだが」

「はいはい、着替えて武器しまって防寒対策もしたら手伝ってあげますって」

手を繋いで、笑いあって、一緒に遊んで、色々なことを教えてくれる。
呼べば飛んできてくれるけれど、主従なんて関係でなくて隣にいてほしい。
それが叶っている現実をひどく大切にしたいと思うし、ひどく愛しいと思う。
先行する佐助の後ろ姿を見ながら、幸村はこっそりと微笑んだ。











あとがきという名の懺悔

というわけで幸佐でした。ほのぼの主従好きです。
最初は雪うさぎと雪だるまを両方作って遊んだあとにしたかったんですが、
そうすると長くなってしまうので雪だるまを断念しました。
書いている途中で「これ現パロで良くね?」とか思ったのは秘密です←
最後に雪合戦になって特訓オチにしようとも思ったんですが、
こっちの方がいいかなぁと思って、ギャグ路線をやめました。
ふむ、久しぶりに書いたにしてはなかなか甘めに仕上がったと思うのですがどうでしょう。
まぁうちの幸佐はいつもこんな感じですけども(笑
そんなわけで、幸佐でしたー。
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