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某方とお話していた小話です!
茅田作品のレティ→ヴァン←シェラです。遅くなってすいませ・・(汗
なんかイマイチクリアできてんだかできてないんだかわからんですけど←
カプ要素はないです、つーかないどころかそれっぽい描写すらないです。
なんかひたすら言い合いしてるだけっていうかなんていうか。
時間軸的には多分クラッシュ・ブレイズだと思います。
そういう感じで読んでいただければと思います。
それじゃ、読んでくださる心優しい人は追記からどうぞ!



「よう、嬢ちゃん?」

「・・・・・・・、」

一人で買い物に出たのが間違いだった、とシェラはその時後悔した。
目の前に居た人物は、金茶の髪とくっきりとした猫眼が印象的な天敵だった。

「・・あれ、王妃さんはどうしたんだ?」

「貴様こそ、ヴァンツァーはどうした?」

「そりゃ、関係ねぇだろ?」

「それはこちらの台詞だ」

互いに一歩も引かない二人は互いにしばらく視線を合わせていたが、
レティシアは苦笑して視線を逸らした。眼球を左右に動かし肩を竦める。
(その短い間に、リィの気配を探っていたのはシェラもわかっていた。)

「どうやら、一人みてぇだな」

「貴様には関係ない」

「ちなみに、ヴァッツは他のところを見てて別行動中だぜ」

「・・・・」

ここは連邦大学の中でも多くの学生が休みの日にやってくる、ショッピング・モールだ。
もちろん、そういった意味ではここで二人が出会う確率もあることになる。
ただ、それが両方に対して利益があったかというと、それはまた別問題であるが。

「・・・何が目的だ」

「連邦大学の学生が休日にショッピングして何が悪い?」

「・・・その割に、手ぶらだな」

「俺はな、ヴァッツの付き添いで」

「・・違うだろう、勝手についてきたんじゃないのか?」

「・・ご明察。俺は生憎、免許持ってねぇからな」

そう、恐らくここに来る途中のヴァンツァーと出会って、勝手についてきたのだろう。
(別行動しているのがその証拠でもあり論拠でもある。)

「何も買わないならどこかに行け」

「いや?買わないつもりもねぇが買うつもりもねぇよ」

「・・要するに、ぶらぶらしているだけだろう」

「そういうことだ。何か足りないもんもねぇしな」

何故、こんなところで天敵と一緒に談笑してなければならないんだ。
シェラはそう考え、自分の目的のものもさっさと買いに行きたかったのだ。
しかし、それはレティシアだけがいるならば、という話だ。
(何故と言って、レティシアと居たらヴァンツァーと会える確率も高くなるからだ。)

「で、ヴァンツァーは何を買いにいったんだ?」

「さぁ?俺は勝手についてきただけだからな」

「・・・・・・」

「んで?嬢ちゃんは?」

「貴様には関係ない」

素っ気無く返しながらも、シェラはヴァンツァーについて思考を進めていた。
恐らく、言われても知らない専門書やらを買い求めに行ったのだろう。
ヴァンツァーは、興味のあることには一途だが、興味がないことには気を向けない。
ただし、レティシアにはどこか気を許しているようだが。

「それが、気に入らない」

「何がだ、嬢ちゃん?」

「貴様には関係ない」

「いいじゃねぇか、ちょうど会ったんだ。何買うんだ?」

「貴様には関係ない」

そこで、シェラはふと見知った気配を感じた。
レティシアもそうらしい、顔を上げて気配のする方を向いた。
視認できたらしい、手を振ってにやりと笑みを浮かべる。

「ヴァッツ、こっちだ」

「・・・遅くなった」

右手に紙袋を持って、ヴァンツァーはこちらにやってきた。
しかし、気配で分かっていたのか、シェラを一瞥しただけで何も言わない。

「ヴァッツ、これで買い物は終わりか?」

「あぁ、まあな。お前は?」

「ん?いや、見てただけだから」

「それで・・銀色と話していたのか」

「まぁ、そうだな」

普段のレティシアとシェラの敵対ぶりを知っているヴァンツァーは、
普段よりもずっと穏便でずっと機嫌が良い(とヴァンツァーには見える)二人を見て言った。

「なんだ、和解したのか」

「してない!」

「そんな、即答で全否定しなくてもいいじゃねぇか嬢ちゃん」

「普段もこのくらい穏便だといいんだが」

お前らの殺気は心臓に悪い、と呟くように続けて言った。
その台詞に肩を竦めて言ったのはレティシアだ。

「俺は、争う気なんかねぇよ。嬢ちゃんがな」

「貴様、私の所為だとでも言うのか」

「そうじゃねぇか、違うか?」

くっきりとした猫の目が細められる。愉快そうに。
これは明らかにからかっていると瞬時に理解したヴァンツァーは肩を竦めた。
シェラは、細められた目をひたすら睨み返している。

「・・・レティー、」

「分かってる」

「・・・行くぞ」

「置いていくなよ、お前の車しか俺の交通手段ないんだぜ?」

じゃあな、嬢ちゃん、とにこやかに笑ったレティシアにシェラは睨み返す。
振り向いて、シェラを見たヴァンツァーは、そのまま口を開くことなく行ってしまった。

「・・・今回は、負けておいてやる」

何に、とは言わなかったが、レティシアには分かったらしい。
にやりと挑戦的な笑みを一つ零して、歩いていくヴァンツァーの後を追った。
その背中をきつく睨みつけて、次こそは負けない、とシェラは決意を新たにし、
本来の目的であった買い物を済ませるべく、目的の店へと歩いていった。










あとがきという名の懺悔

すいませんアサガラさま、結局レティヴァン←シェラになった気がします>私信
一応レティ→ヴァン←シェラを書いたつもりなんですが・・・。
うーん、ヴァンツァーは二人の好意には気付いてないというのはクリアですかね。
でもなんかレティヴァン←シェラになってるような・・。
とにかくシェラがヴァンツァー大好きすぎますね。おかしいな、こんなはずじゃ。
でもレティシアもレティシアで、決定的なところには至ってないようなので、
とりあえずレティ→ヴァン←シェラになるのか、な・・・?
・・・うう、こんな感じでよろしいでしょうか、アサガラさま。
でも書いてるときはすごく楽しかったです!またいずれ挑戦をば。
コメント
こんばんは!
ライさまこんばんは。
私の我侭に応えてくださってありがとうございます。
始終にやにやしながら読んじゃいました。
もうシェラはヴァンツァー大好きでいいと思います!
「なんだ、和解したのか」というヴァンツァーの台詞に笑っちゃいました。
ヴァッツがいる限り和解は有りえなさそうですね^^
やっぱりレティーとヴァッツは付き合いの長い分、相互理解が深いですよね。
そのためシェラは劣勢かも……がんばれ、シェラ!(笑
とても楽しませていただきました。
本当にありがとうございました!
2009/09/14(Mon) 22:35 | URL | アサガラ | 【編集
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