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高校野球、どうやら始まったみたいなので、
(私は実際にまだ見てないんですけどね…)
夏といえば甲子園!なのでここは榛秋だろうと(なんでだ
というわけで久々の榛秋!カプ要素は少し…?
読んでやってもいいぞ!って方は追記よりどうぞ。



「秋丸!秋丸受けろ!」

日曜日、試合後の部活が休みな日。自分でも休んでればいいのにって思う。
見慣れたチャイムを鳴らして出て来た見慣れた秋丸に一言言うと、肩を竦めた。
仕方ないなぁ、って言ってグローブを取りに行った秋丸は、結局俺に優しい。
偶然上の階に住んでいる幼なじみが野球が好きで、
俺は投手であいつは捕手なんだから、こんなのはいつものこと。

「榛名さぁ、」

「あん?」

「昨日投げたんだから休めばいいのに」

「プロは連日試合も有り得るんだからい―んだよ!」

「もう…」

キャッチボールをしながらの会話。一言喋る間に一回ボールを投げる。
どんなボールを投げたって、秋丸は絶対に捕ってくれる。
それが嬉しくて、だからつい、ポロッと本音が漏れた。

「お前になら、81球目投げたって…」

言いかけたその言葉を不自然な形で止めたのは、
言った相手が泣きそうな顔してたから。
秋丸は呆然として妙に潤んだ目でこちらを見ていた。

「え!?な、なんだよ!おいどうし…」

「う、動くなよ!キャッチだろ、こ…こっち来ないでいいから!」

顔を背けた秋丸がますます泣きそうに顔を歪めたもんだから、
俺は秋丸の言葉なんて完全に無視して駆け寄った。

「秋丸…?なぁおい、……恭平?」

「やめ、見るなってば…!」

必死に顔を隠す秋丸の耳は赤くて、なんだか可愛い。
目元の辺りは赤らんで、潤んでいるみたいだ。
…あれ?泣いてる?もしかして秋丸泣かした?俺が?

「な、なんで泣いてんだよ秋丸…」

「ちが、泣いてないよ!来るなって言っただろバカ榛名!」

「俺なんかした?なぁ秋丸…」

「違う、何でもないからっ…!」

ついに秋丸の目からはぽろりと涙が落ちた。
何で泣いてんだよ俺の所偽かよ…。

「何で泣いてんだよ…俺なんかした…?腹でも痛ぇの?なぁ…?」

「ば、っか違…!俺はただ、」

「ただ…?」

「…嬉し、くて、」

涙を袖口で拭った秋丸が、ポツリと言った一言。
81球目、投げてもらえるかもっていうのが?
たった1球、だけど俺にとっては大きな。

「なんだ、それか…」

「な、なんだって、なんだよ…!お、俺はっ…!」

「お前に投げるためには、お前も1軍に上がらなきゃだからな」

「…え?」

「…だから、補欠でもなんでもいいから、俺の球捕るために努力しろよ」

「何それ、自信過剰すぎるよ、榛名」

ニヤリと笑うと、秋丸もいつもみたいに苦笑した。
秋丸が笑ってくれたのを見て、俺はすごく安心した。
(許してくれてる感じがして、俺はこの笑顔が好きだから)











あとがきという名の懺悔

書きたかったのは「カッコイイ榛名とキュンときた秋丸」です(笑)
というか、榛名に「お前になら81球目、投げてやってもいいぜ」と言わせたかった。
榛名にとってのそれは、俺のキャッチだって言ってるような、言わば告白みたいなもので。
だからいいなぁと。高校野球始まったみたいなので書いてみた(笑)
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