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自分のノーパソが原因不明の故障をして、
(というかキーボードがローマ字入力できないんだが・・なんでだ?)
思ったより時間が掛かってしまった小話。
ちなみに仏語の授業の「今日はメーデーだよー」という先生の無駄知識から派生。
仏語でメーデーは「La fete du travail」だそうな。
アクサンが出なかったのでeはそのまま。
というわけで仏英。とにかくそんな気分とネタだったので仏英。
カプ要素はちょっと。ちょっとっていうかいちゃいちゃ。
読んでやってもいいぞ!という方は追記よりどうぞ。



『今日、お兄さんの家休みなんだよ。おいしいケーキごちそうするから来ない?』

古くからの腐れ縁にそう電話越しに言われ、既に家の前。
(べ、別にケ一キにつられたわけじゃね一からな!)
途中、手ぶらだったことに気付いて買った白い花束を片手にチャイムを鳴らした。

「はーいはい、早かったねぇ坊ちゃん。そんなに俺に会いたかったの?」

「何言ってんだこのばかぁ!」

ほら、と買ってきた花束を渡すと、フランシスは目を丸くした。
(何せこの家の主は自他共に認める美しいもの好きなのだから!)
確かに綺麗だと思う。何故かそこかしこで売っていた鈴蘭のブーケ。
それは白と水色のラッピング用紙に包まれて、清楚な雰囲気をかもし出していた。

「・・・どしたの坊ちゃん、これ、俺に?」

「ま、まぁほら、その、手ぶらじゃなんだと思って・・」

「・・・先越されちゃったねぇ」

「は?」

今までの会話の流れのどこに、そんな感想を抱く単語が含まれてたんだ?
フランシスはによ、と笑って、上がるように促した。
素直についていくと、ダイニングテーブルには白いテーブルクロスとガラスの花瓶に入った鈴蘭。
そして、俺が座るのだろう席の前には、俺が買ったのと同じような鈴蘭のブーケ。

「・・・何?お前のとこ鈴蘭流行ってんのか?」

「俺の家ではね、メーデーには鈴蘭を贈りあうんだよ」

俺の渡したブーケをテーブルに置いて、用意してあったブーケを取り上げる。
そして俺の前まで歩いてきて、そっと渡す。受け取るしかないくらい、実に自然な動きだ。
(俺は紳士だけれど、こういった仕草はやはりこいつの方がずっと似合う)

「これ、俺に?」

「そうだよ。言っただろう、鈴蘭を贈りあうんだってば」

「なんでだ?」

「鈴蘭の花言葉は「幸せ」。渡した相手に幸福が訪れるように、ってね」

目を細めていとおしげに微笑うその仕草があまりにも様になっていたから、思わず見惚れる。
その間に、フランシスはそっとブーケを持っていないほうの俺の手を取った。

「お前に幸せが訪れますように、愛を込めて」

嵌めていた白い手袋を外し、そっと手の甲に唇を落とす。
優雅で流麗なその仕草に、言われた台詞の内容に、思わず赤面した。

「・・・・ッ、ばかぁ!!」











あとがきという名の懺悔

はい、何このバカップル。恥ずかしすぎるんだぜ。
仏ではメーデーに鈴蘭を贈りあうのだとか。
ちなみにあげる相手は恋人でも家族でも友人でも誰でもよくて、
とりあえず「幸せになってほしい人」にあげるというものらしい。
ちなみに仏語で鈴蘭は「muguet」。男性名詞ですねー。
花言葉が幸せだから鈴蘭なのだ、というのはガセじゃないですよ(笑
先生がちゃんと鈴蘭の話書いてある記事持ってきたんですから!
シャ.ル.ル9世が鈴蘭を広めたとか書いてありましたが、どうなんでしょうね。
あとメーデーの鈴蘭をアーサーが知らないはずがないとか言うのはツッコミ禁止です!
妙に乙女なアーサーと綺麗なフラ兄ちゃんのお話でしたー。
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