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レティヴァン!
なんとなく書いてみたくなったのでイラスト。
ちょっとまってこれ初描きなんだけど大丈夫だよね?
手元に資料がないのでちょっと怖いです・・・こんなんで大丈夫、だよね?
クラッシュ・ブレイズのつもりで描きました。
でも、小話は暗殺者なのでデルフィニアですね。
あ、カプ要素満載です!満載ですよー!でも背後注意まで行かない。
読んでやってもいいぞ!という方は追記よりどうぞ。


夜は、好きだ。明るい金色の髪は、夜に溶けはしないけれど。
白く光る月の光に照らされて、けれど視認するものは誰一人いない。
木の枝を伝って移動し、ふと気配を感じて地面に着地した。

「ヴァッツ、何してる?」

「・・・何も」

腕を組んだ黒髪の男は腕を組んで木に背中を預けていた。

「俺を待っててくれた?」

「そんなわけ、ないだろう」

行くぞ、とこちらに背を向けるヴァンツァーに、口の端がつりあがるのを感じる。
そっと、この内に秘められた狂気に気付かれないように手を伸ばす。

「・・・なんだ、」

ぴたりと足を止めたヴァッツはこちらを振り返った。
藍色よりももっと深い、夜のような瞳がこちらを見据える。
それにゆったりと微笑みを返し、頬に触れた。

「何でも」

「そんなわけがないだろう、」

「何故そう思う?」

喉の奥でくつくつと笑う、そのいつもの笑みにヴァッツは顔を顰めた。
するりと頬を撫で、少し高い位置にある額に口付ける。

「レティー、」

「何だ?」

分かっているのに敢えて訊くのは、反応を楽しみたいから。
きっとそれを知っていて、それでも生真面目に返答してくれるのだろう。
溜め息を吐くように柳眉を寄せて、ヴァッツは言う。

「やめろ、」

「嫌だね」

「レティー、」

「分かってる」

頬を撫でる手を首筋まで落とし、後頭部に回す。
びくりと肩が跳ねたヴァッツに口の端が自然とつりあがる。
首筋に顔を埋め、キスするように噛み付いた。

「ッ・・・!」

「ヴァッツ、」

離れようとする身体を、名を呼ぶことで無理矢理押さえ込む。
口の中に広がる血の味を楽しみつつ、舌で舐めあげる。

「レ、ティー・・」

か細い声で呼ばれる名前に、快感にも似た高揚感。
重ねた唇は血の味がした。もしかしたら、自分の口内の味かもしれない。
そんなことを考えつつ、舌を差し入れ貪るように激しく。

「ッ・・・・、は」

「ヴァッツ、」

銀糸の引く唇、濡れた口許、交わる吐息。
それに、自分が笑みを浮かべているのが分かる。楽しいのか嬉しいのか。

「お前は、本当に可愛いねぇ、ヴァッツ」

背を向けた後悔か、口許に残る感触か、口内に残る血の味か。
どれに顔を顰めているのか分からないが、ヴァンツァーはこちらを見た。
笑みを浮かべて返してやると、ますます不快に思えたのか眉を寄せる。

「・・・、レティー、」

「あぁ。ほら戻ろうぜ」

背を向けて走り出せば、後ろに気配を感じて、くつりと笑った。









あとがきという名の懺悔

デルフィニアの頃のレティーは、猫みたいだと思います。
ヴァッツはそのオモチャのようなものだと思っております。
面白いと感じられるもの、見ていて楽しいもの、愉快なもの。
だから手元においておくし、自分が殺そうと思えば殺せるから安心。
あればそれはそれでいいけれど、なくなればなくなったで構わない、みたいな。
恋だと確信してしまってはいけないし、そんな感情なのだというのもわかってない。
そんなレティヴァンも好きです。
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