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『クラッシュ・ブレイズ』シリーズのレティシア×ヴァンツァーです。
BL要素を含みますので苦手な方はレッツリターン。
読まれる方は追記よりどうぞ。





「すげーよな、風呂も綺麗でよ」

「そうだな」

夫婦を二人きりにしてやろうという配慮のもと、二人は部屋にいた。
ここは《パラス・アテナ》   宇宙で最も速い宇宙船の中だ。
ちょっとした誘拐に巻き込まれ、帰路につくところである。

「いや、でも連携とか久しぶりだったな」

「まぁ、普段使うことがないからな」

以前の世界では多くあったことだが、最近はない。
この世界にはようやく慣れて来た頃だし、なにせ標語が『めざせ一般市民』なのだ。
それに今置かれている環境は、人殺しの技を容易に揮える環境でもない。

「なぁ、ヴァッツ?」

「どうした?」

「ベッドで寝ようぜ?」

沈黙。レティシアは二人が並んで座っていた白いソファーから立ち上がる。
笑みを浮かべてヴァンツァーを見下ろすレティシアの意味するところは一つ。
それを汲み取った上で、ヴァンツァーは顔をしかめた。

「船の精霊が見ているかもしれないんだぞ」

「じゃ、船から出たらやっていいのか?」

「節操がないな、お前は」

盛大に溜め息を吐くヴァンツァーを見て、レティシアは肩を竦めた。
ヴァンツァーは、部屋の壁際に位置しているベッドに視線を向けた。
二人が乗っても大丈夫なほどのサイズだ。仮眠室だと聞いたが、キングサイズほどだろう。
(まぁ、普段の乗船員の体格を考えると妥当なのかもしれないが)

「違ぇよ、今だって血を抑えてるんだぜ?」

「…久しぶりの大量の血の匂いに興奮したと?変態かお前は」

「ひでぇなオイ、いいじゃねぇかよ減るもんじゃないし」

「そういう問題ではない」

レティシアは笑みを浮かべたまま、ヴァンツァーに覆いかぶさるように左右に腕を伸ばした。
ヴァンツァーの組んだ足を挟み込むようにソファーの上で膝立ちになる。
さすがに自分の状況を考えて、ヴァンツァーは顔を歪めた。

「…レティー、何をするつもりだ?」

「お前を襲う以外に何があるんだ?」

「お前な…、」

「いいじゃねぇか、ここのソファーでも充分広いし?」

話している間にも、レティシアの顔はこちらに近づいてくる。
ヴァンツァーはさすがに諦めて、溜め息を吐くとレティシアの頬に手を添えた。

「…素直だな?」

「どうせ止めてもやめないだろう。…キスだけだぞ」

「はいよ。続きは後でってことか」

ヴァンツァーは顔をしかめたが、レティシアの中では既に決定事項になっている。
厄介なものに好かれてしまった、と思いながらヴァンツァーは目を閉じる。
レティシアはヴァンツァーの顔を両手で包み込むと、唇をそっと重ねた。











あとがきという名の懺悔

『パンドラの檻』を読んで、最後の方部屋から出てこなかったので妄想。
きっとこんなことになっててダイアナは見ないふりしてます(笑)
怪獣夫婦をそっとしといてあげようというのは考えてると思います。
あの二人、空気読むのは上手いからな…。
というわけで妄想の産物。早く続き読みたいな―。
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