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SAMURAIDEEPERKYOのほたるの誕生日だと気付いたので、書いてみました!
ほた辰が苦手な方や抵抗を感じる方は見ないでください。



『辰伶…オレさ…』

『螢惑…?』

『オレ、お前のこと結構好き、だよ……』

ふわりと靡く金髪、どこか柔らかい口調、こちらに向けられた笑み。
それは今まで見た螢惑の表情の中で、俺が一番好きな表情     





* * *





螢惑が壬生の地から去ってから、半年が経とうとしていた。
壬生の地から去った  正確に言えば、任務により壬生の地を離れたのだ。
鬼眼の狂を捜しに外の世界へ行くのだと、出発前に螢惑は言っていた。
紅いあの眼を持った、同年代の少年   初めて会った時からひどく印象深かった。
今日は任務もなく書類整理も終わり、実質非番のようなもので。

「…そういえば…、今日はアイツの誕生日だったな…」

祝ってやろうと思っても、本人のいない誕生日などないのと一緒だ。
そう考えて、散歩の足を止める。気付けば庭から出て、川の方まで来ていた。
俯いたその視界の端、白いモノが見えた。

「これは…、」

地面に鷺が羽根をひろげたような形の、爽やかな白い花。
確か、記憶によればこの花は…。

「鷺草…?」

そっとしゃがみ込むと、花を揺らす風が吹いた。
髪を撫でる穏やかな風がひどく心地良い。

「…偶然、か…?」

鷺草の花言葉は、確か    『夢でも貴方を想う』。
螢惑の夢を見た螢惑の誕生日に、この花を見つけるなんて…。
口許が自然と綻ぶのを感じた。立ち上がり、空を見上げる。
晴天の眩しい夏の太陽も、なんだか心地良い。

「誕生日おめでとう、螢惑   …」

届くかどうかなど分からないけれど、白い雲の浮く空に祝いの言葉を投げかけた。
一陣の風が、言葉を運ぶように俺の背から空へと吹いた。





あとがきという名の懺悔

お誕生日おめでとう、ほたる!
誕生日のほたるが出てなくて辰伶の独白だけどな!
でもあくまでほた辰だと言い張ります。
鷺草はサギソウと読みます。8月13日の誕生花です。
花言葉が素敵だったので花言葉ネタでいってみました!
…どうせなら、ほたる視点にすればよかったな…ちきしょう。
何はともあれお誕生日おめでとう!(ごまかした

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