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今日はハロウィンですね!
というわけで「イタズラと言ったらこの人しかいないでしょう!」な小話!
ハリボタのジェームズ×セブルスです。
あんまりBL要素はないと思います。苦手な方はレッツリターン。
読まれる方は追記よりどうぞ。



ジェセブハロウィン!
廊下の前方に、カツカツと早足で歩く君を見つけた。
両手はこれからレポートでも書くのだろう資料でいっぱい。
分厚くて小難しいタイトルの本や羊皮紙を持って歩いていた。

「また、そんなにたくさん持って」

「僕の勝手だろう、そんなもの」

「持ってあげるよ、重いでしょ?」

「必要ない」

「意地張らないの、もう」

横から覗き込めば不機嫌そうにこちらを見やる。
(まぁ、僕が話しかけると大抵不機嫌になるのだけれど)

「ほら、貸してごらん。どこに運ぶの?」

「図書室」

「貸しなったら、重いでしょ?」

「要らん世話だと言っている」

あくまで手を貸させてくれないつもりだ。
クィディッチのシーカーをやって鍛えている僕と違って、
肉もほとんど食べないような彼の細腕にそんな重いもの持たせられない。

「セブルス、」

「何だ、」

「Trick or Treat?」

「…は?」

彼は大勢で盛大に祝うような行事には疎い。
興味がないために、自ら積極的に参加しようとしないのだ。
だから、彼の賢い頭脳が僕のセリフを知識と結びつけるのに数秒を要した。

「え、あ…、」

「お菓子くれないの」

「あ、いや…、」

持ってない。絶対に彼は甘いものは持ってない。確信できる。
むしろ、確信した上でのこのセリフだったのだが。

「じゃ、いたずらね!」

サッ、と杖をポケットから取り出すしぐさに、びくりと肩を震わせる。
腕の中には資料の束が山ほどあるから、僕に応戦できないのだ。

「ポッター、」

その呼びかけにニッコリと笑い返して杖を振る。
ポン、という音と共に資料の束の上に黄色いかぼちゃが出てきた。

「ジャックランタン、だな」

「あ、さすがに知ってるか…」

「当然だ。これは何の真似だ」

「イタズラって言ったでしょ?」

そこで杖をもう一振り。ジャックランタンの中に灯がともる。
黄色いかぼちゃの中には、ジャックランタンの名が指すとおり蝋燭が入っている。

「なッ、資料が燃えるだろう!やめろポッター!」

「だから、僕に持たせればいいんだって」

「きさ、貴様っ、これをどけろ!」

「セブルス可愛いなぁもう、えいっ♪」

杖をもう一振りすると、ジャックランタンはひと回り大きくなった。
当然重さも増すわけで、セブルスは立ち止まって僕を睨みつける。

「やめろっ、この、重いだろうが!」

「あ、ほらやーっぱり重いんじゃない」

「誰の所為だと思ってるんだ!」

「ふふ、」

杖をもう一振りすると、資料がセブルスの手から離れて浮いた。
ジャックランタンは資料の山から落ちて、セブルスの腕に収まる。

「君はそれ持っててね」

「何故」

「あとでパーティーするときに使うから」

「誰が」

「僕と君でハロウィンパーティー」

「要らん」

「やるの。はい決定、それじゃーはりきって行こうか!」

そうして僕は彼の持っていた資料を持つと、図書室とは反対方向に足を向けた。

「待てポッター!資料を置いていけ!」

背を向けた僕の後ろを、彼は律儀にジャックランタンを持ってついてくる。
振り返ると慌てている顔が可愛くて、思わずニッコリと笑った。










あとがきという名の懺悔

なんだか、大急ぎで書いたので絶対にどこかおかしい。
むしろ全体がおかしい。…ツッコミはなしでお願いします。
ハロウィンなので悪戯仕掛け人、と思ったんですが、ネタがなかったのでジェセブ。
イラストから派生して書いてみました、こんな感じだったんですよ。
イラストは1週間前くらいに描いてたんですけどねー・・・。
まぁ、ペン入れをして色を塗ったのはさっきですが。コピック塗り難しい。
コメント
ツッコミはなしと言われても・・・
初めまして!
10月31日はハロウィンということで、あっちこっちのサイトを拝見していると結構ハロウィン・ネタをやっているサイトを見かけますね。この日はハリーの両親ジェームズとリリーの命日でもありますからね。

ツッコミはなしとのことですが正直に言わせてもらうとジェームズとスネイプの間でこんなになごやかなやり取りはないと私は思います。でも面白かったので楽しく読ませていただきました。(笑)
2008/11/01(Sat) 20:24 | URL | トキメキぼーい | 【編集
コメントレス!
トキメキぼーいさま


はじめまして、トキメキぼーいさま。コメントありがとうございます。
そう、ポッター夫妻の命日なんですよね、ハロウィン。
実は、もう一本ポッター夫妻(むしろリリー)の死を引きずるセブルスを書いてたんですが。
確か、内容は襲撃の日付を知っているセブルスが教えていたら、
リリー(とジェームズ)は死ななかったのではないかという、
セブルスが悔恨の念を感じるという暗い独白なんですが。
(そちらの方が、トキメキぼーいさまは納得されるのでしょうか…?)
でもそれは6行くらいの短文でしたので載せなくてもいいかなと。

まぁ確かにあの二人は犬猿の仲と言いますか、そんな感じですが。
セブルスにしたら散々ですよね、リリーは取られちゃうしヴォルデモートに殺されちゃうしで。
まぁだからこそ死喰い人から寝返ったのだと思いますが。
でも和やかな雰囲気の二人も見たいなぁ、と思ってみたりしたので。
セブルスがもし、ジェームズとも仲が良かったなら、
ポッター夫妻は未だ健在だったのかなぁとか、そう思ったりもするので。
…まぁ、何を言っても仮定の話でしかないですが。

お返事遅くなってすみませんでした。
面白かったと言っていただけて良かったです。
またどうぞお越しください。
2008/11/06(Thu) 08:30 | URL | ライ(管理人) | 【編集
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