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バレンタイン・カウントダウン企画第6段!
バレンタインなんてもうとっくにすぎたって・・わかってますとも!(泣
でも書きたいんだからいいじゃない!というわけで自重せずに書くよ!
というわけで、この記事の日付は操作して(こら
ごっずの遊ジャです!カプ要素はちょっと。お題は「9.終わらない恋になれ」です。
お題に添えてるかどうかちょっと自信ないですが←
というわけで、読んでやってもいいぞ!という方は追記よりどうぞ!


「バレンタインデーを祝いたいと思う」

真顔で(つまりいつもの鉄面皮で)そう言った遊星はまっすぐに俺を見て言った。
つまり何が言いたい。バレンタインデーを祝うとかどういうことだ。というか。

「何故俺に言うのだ。十六夜に言えばいいだろう」

「ジャック・・・分かっていないな全く」

「なんだその仕方のないやつだみたいな視線は!俺がおかしいみたいではないか!」

そうだ、俺は間違っていないはずだ。バレンタインは女が男にチョコを渡すものだろう!
世間一般的な常識を持ってそう言った俺を見て、遊星は顔をしかめて言った。

「いいかジャック、バレンタインというのは好きな人にチョコをあげるイベントだ」

「あぁ、それは知っているぞ。俺を誰だと思っている!」

「ジャック、つまりだ、俺が言いたいのはだな、その、」

「なんだ、はっきり言ってみろ」

「俺にチョコはないのか?」

「は?今何と言った?」

「俺に渡すチョコはないのか?」

つまり。遊星は俺にチョコを催促しているということなのだろうか。
俺に?バレンタインのチョコをくれと?

「あー、遊星?ついに十六夜からのダメージが頭に回ってしまったようだな」

「残念だがジャック、俺はいたって冷静だ」

「それはとても残念だな!」

主に頭の中的な意味で!もう最近遊星が分からなくなってきた。
だが俺からのチョコはないと察したようだ、短く嘆息すると遊星は言った。

「まぁ、普通に考えてジャックからチョコをもらえるだなんて思っていない」

「では何故訊いた?」

「いや、一縷の望みを託してみたが見事に裏切られたな。この裏切り者」

そこで鬼柳の真似か!しかし不機嫌そうに睨みつけられたところで俺は何も持っていない。
裏切るも何も、俺はもらう側なのだ。断じてチョコを用意して渡す側ではないのだ。

「そういうことでだ、俺のチョコを受け取ってくれないか」

「・・お前、用意したのか」

「あぁそうだ、ジャックに愛を伝えたかったからな」

さらっと、やはりいつもの鉄面皮でそう言うと、遊星は四角い箱を差し出した。
赤い包装紙、緋色のリボン。俺のレッドデーモンズと同じようなカラー。
きっと俺の好みに合わせてくれたのだろうことが容易に想像できる。

「本当は作りたかったのだが、残念ながら作り方をよく知らなくてな」

「いや、別にそれはいいんだ・・その、」

もらえるだけでも充分嬉しいものだし、と言おうとして。
そういえば俺はあげるといった考えすら抱かなかったし、バレンタインというのも失念していた。
・・・随分と俺は、考えてみたら失礼なやつではないか?

「・・・遊星、もらっても、いいのか?」

「もちろんだ。愛している、ジャック」

「そ、そうか、その・・・感謝する、ぞ」

歯切れが悪くなったのも、顔が赤いのも、全ては遊星のせいである。
恥ずかしいことを真顔で言うし、しかもそれが本気なのだからたちが悪い。

「その代わりと言ってはなんだがジャック、」

「なんだ?」

「もうどこにも行かないと約束してくれ、心配するから」

一人で行動してディアボロに襲われたり風馬に怪我をさせてしまったり、
2年前に遊星を置いて一人シティへ出て行ったりしたことを言っているのだろう。
俺が一人で行動するのを遊星は止めないが、いつもそんな不安を抱いていたというのか。

「当然だ。お前とようやく再会できたのだ、また離れるわけがなかろう」

「・・・ジャック、ありがとう」

はにかむように笑みを浮かべ、微かに雰囲気の和らいだ遊星に、俺はそっと頬に唇を寄せた。
弾かれたように顔を上げる遊星の顔は赤い。・・恐らく俺の顔もだ。

「何故貴様が礼を言うのだ、チョコをもらったのは俺だろう」

「・・そうだったな、ジャック」

「コーヒーが飲みたい。一緒に食うぞ」

「・・?だが、それは俺がジャックに・・」

「俺が貰ったものだ、俺のすきにしていいはずだろう。俺はお前と食べたいのだ、遊星」

「・・・わかった、ジャック」

お返しとばかりに遊星は俺の唇に軽くキスを落とすと、
コーヒーを入れるためだろう、キッチンに消えていった。
その背中を見送って、ようやく口にできなかった言葉を口に出す。

「離れられるわけがなかろう、こんなにお前を愛しているというのに」

「ん?何か言ったか、ジャック?」

「ホワイトデーを楽しみにしておけと言ったのだ!」

「そうか、じゃあ楽しみにしておこう」

微かに届いたのか、キッチンから聞こえてきた声にそう返し、
俺はテーブルに座ってチョコの包み紙を開け始めた。
もうすぐ2つのマグカップを持ってくるであろう遊星を待ちながら。












あとがきという名の懺悔

遊ジャが書きたい!と思って書き始めたはいいものの、
途中で何が書きたいのか分からなくなってしまってとめていたやつを、
ようやく書きあげてみました。うん、ちゃんとバレンタインやってるな。
最初の方に書いたお題はなんだかんだでバレンタインやってなかったので、
ちゃんとイチャイチャしてる遊ジャが書けて幸せです^^
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