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これの続き。書くのに結構時間がかかってしまいました…。
5話で完結って話を前にしたと思ったんですが、
すみませんやっぱり無理でした^q^
ホント、予定では5話で終わるはずだったんですけど、
予想外の長さになってしまいましたよ…。
宣言しておきます、次で必ず終わりますから!
あ、CP要素はないです。ないはずです←
読んでやってもいいぞ!という方はどうぞ追記にて。



「ツナミ、ブースト!」

ボールをまるでサーフボードのように操る綱海。
サーファーに相応しいその必殺技に、僕は思わず苦笑した。
その綱海のロングシュートは、まっすぐにゴールに吸い込まれていった。

「どうだ音村!すげーだろ!」

ガッツポーズをしながらニッ、と白い歯を見せる満面の笑み。
あぁすごいね、と素直に褒めると、やはり得意げに笑った。

「んでな、相談があんだよ」

「…相談?」

「俺をさ、サッカー部に入れてほしいんだ」

「…は?」

突然の申し入れに、僕は目を見張った。
しかしその綱海の言葉が聞こえたのだろうか、監督がこちらに歩いてきた。

「なんだ綱海!お前もサッカー好きなのか!」

「おう!ま、好きになったのは最近なんだけどな」

「時期なんて関係ねえさ!やりたいならいいぞ、入部くらいいつでも認めてやるよ!」

「えっ、ちょ…!」

「よっしゃー!ありがとな、監督!!」

いつものことながら勝手な監督に、僕は制止の声を掛けようとした。
しかし、その僕の声を遮って綱海が喜びの声を上げた。
あぁもう…どうでもよくなってきた。うん、勝手にすればいい。
しかし、解せない部分だけははっきりさせてもらわなくては。

「綱海、それでどうしていきなりサッカー部に入るだなんて言い出したんだい?」

「ああ、面白い連中に会ったんだ。雷門中って言うんだけどさ」

「…なんだって?あの雷門中?」

どこぞの監督のせいで出場できなかったあの全国大会。
フットボールフロンティアの優勝校であり、エイリア学園と戦いを繰り広げている、あの?
表情に出ていたのだろうか、綱海はニッと笑った。

「いつもサーフィンしにいく島で偶然会ってよ、次は沖縄に来るらしいぜ」

「…なるほど、だから君はサッカーが好きになったわけだ?」

「ま、そうなるかな」

「ふーん」

会ってみたい。雷門中が沖縄に来ると知って、一番に思ったのはそれだった。
残念ながら出場を逃したフットボールフロンティアではあったが、
もし出場できていたら彼らと試合ができたのではないか。
全国大会を制した彼らと試合ができるせっかくのチャンス。

「…綱海、一緒にサッカーしたんだから、君はもちろん仲良くなったんだよね?」

「ん?おう!まあな!」

ニカッと笑う綱海。せっかくのチャンスをみすみす無駄にしたくはない。
それに顔なじみの綱海に頼んでもらえば、試合をしてもらえるかもしれない。

「綱海、君は大海原中サッカー部に入ったんだよね?」

「ん?おう」

「だったらさ、沖縄に雷門中が来たら、頼んでみてくれないかな」

「おう、いいぜ!何をだ?」

首を傾げて笑う綱海、鈍い彼にも分かるように、僕は言った。
口許に笑みを浮かべて、どこか不敵に笑いながら。

「もちろん、雷門中にサッカーの試合を申し込むんだよ」

絶句した、というのはこのことを言うのだろうか。
一通りの練習を終えた部員達は僕の言葉で一瞬にして静まり返った。
逆に、目を瞬かせて不思議そうにしたものの、興味深そうにしたのは綱海と監督だった。
どちらとも目を輝かせ、期待に胸踊らせているといったような表情だ。

「いいなそれ!やろうぜ!俺から頼んでみるからよ!」

「うん、頼んだよ綱海」

「おうよ!俺にドーンと任せとけって!俺に乗れねえ波はねえ!」

「今、波は関係ないよ綱海」

そう言って苦笑すると、綱海は照れたように微かに頬を染め、
ああそうだったな、と頬を掻きつつ笑った。
それを見て、どこか温かな気持ちになりながら、僕は手を叩いた。

「さあみんな、練習再開だ。
せっかく雷門中と試合が出来るんだ、互角に戦えるようにならないと」

僕のその言葉に、ノリのいい部員達は歓声をあげた。
グラウンドに広がって練習をし始める部員の中に、
大海原中のユニフォームを着た綱海が馴染んでいるのを見て、
ようやく僕は、綱海がサッカー部員になったことを再認識したのだった。










あとがきという名の懺悔

遅くなりましたが綱音続編です!
イエーイ!やっぱり5話じゃ終わらなかったぜ!←
私は話の軸を決めてそれに肉付けしていく形で書くから、
あれもこれもって詰め込んで予想外に長くなるんだな…。
まあ、今回はなぜかほとんどCP要素がありませんでしたが、
(でもこの内容はストーリー上書く予定だったんですが、)
次で多分最後になるはず!終わるはず!です!
内容は頭に入ってるので気長にお待ち下さい。
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