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暇なので書き途中だったのを書き上げてみた。
携帯で小話打つのはめんどくさいよね…うがー!ってなる(何それ
カプ要素はほとんどないと思います、多分。
読んでやってもいいぞ!って方は追記よりどうぞ。


初めてみたとき、あいつはいつものように音洩れのするヘッドホンを嵌めて、
小さくヘッドバンニングをしつつ目を閉じてリズムを取っていた。
俺はというと、サーフボードを脇に抱えてサーフィンに行くところで、
その途中、海沿いに広がる防波堤に腰を下ろしている音村を見かけたのだった。

「(キレーな、髪)」

漠然とそう思ったのをよく覚えている。
日の差し込んだ透き通った海のような明るい水色の髪。
そっと近寄ってみても、そいつは何ら気にする風もなく完全に自分の世界に浸っていた。
触れてみたらあの海のように冷たいのだろうかと馬鹿みたいなことを考えて、
手を伸ばしたら触れる前に振り払われた。俺より白く細い肌の腕に。

「………何か用?」

「え?あ、えっと、」

話し掛けられてしまった。そりゃそうだ、話し掛けられるよな。
ていうか俺、この状況ってどう見てもおかしい奴…?

「あ、お前の髪が、綺麗だって思ってその、」

「見ず知らずの奴に、たやすく髪触らせるほど、僕は警戒心がないわけじゃないよ」

「あ、うん、悪い…つい、海みたいに綺麗だったから」

そう言うと、目を瞬かせて苦笑した。紫色のキラキラした瞳が細められる。
そっと、細い手が俺の手首に触れた。緩く掴むように、俺は抵抗なんてしなかった。
ただ恥ずかしくて、むず痒かった。

「………うん、」

「ん?」

「いいリズムだね、海の波みたいに定期的で正確だ」

海の波のリズムが好きだ、とだけ言って、彼はそのまま行ってしまった。
俺のリズムが海と同じなら、あいつは俺のことをちょっとは好きだと感じてくれたんだろうか。

「……あ、あいつの名前聞くの忘れた」

まぁいっか、海が好きならまた会えるだろ。
そう考えて、俺はサーフボードを抱えて海に向かった。
……結局、彼が音村楽也という名前で、同じ学校の後輩であることを知ったのは、1週間後の話。











あとがきという名の懺悔

出会いを捏造、というか、最初のフレーズから書いていっただけの話。
あいつら互いに初対面で好きあってたらいいと思うよ。
音村は素直じゃないからどっちかっていうと迷惑そうだけど、
多分アニキがひたすら構って甘やかしてやるんだろうなぁ……。
後輩だって知ったら尚更だと思うよ。多分片っ端からクラスメイトに尋ねるんだろうね。
「なぁ、綺麗な水色の髪した色白のやつ知らないか、眼鏡かけてヘッドホンつけた、」って。
それ聞いてアニキに好きな人できたって噂になっちゃって、
「なんてことしてるんだ!」って音村本人が乗り込んで来るとか。
……………あー、何それ楽しそうだ今度書くわ。
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