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ホワイトデー・カウントダウン企画第4段!
第4段はAPHの米加です!カプ要素はあります。
お題は「5.先生の目の前で」です。
難しかったです・・・例のごとくホワイトデー関係ないですが!←
なんだよ先生の目の前って、ガチ?ガチなの?って思いましたが、
ちょっと視点を変えたり工夫してみてこうなりました。
確かに先生の前だけど・・・ん?みたいになってます←
というわけで、読んでやってもいいぞ!という方は追記よりどうぞ!


体育のバスケットの試合、ドリブルで相手を抜いて行った。
シュートが決められる、と思ったから、何のためらいもなく俺は飛んだ。

「あッ、」

気づいた時には遅かった。俺はもうゴールにボールを投げようと飛んだあとだったし、
それをブロックしようとしたマシューも飛んでいて。そのジャンプの角度が悪かった。
思いきり正面衝突した俺とマシューは、体育館の床に転がった。

「いっ・・・、」

痛い、と言おうとして、身体があまり痛くないことに気がついた。
襲い来るであろう衝撃もほとんどなかったと言っていい。
起き上がろうと床に手を付いたところで、その床が妙に温かく柔らかいのに気がついた。
顔をあげてみて悟った。俺の下に、マシューがいた。マシューを押し倒すような格好だった。

「・・マシュー?」

「・・・痛いし重いよ、アル」

マシューは、いつものように優しく困ったように笑った。
いつもと違うのは、長めの髪を後ろで結んでいて、首筋が露になっているという点。
それに一瞬見とれて、言われたことを理解して俺はようやく起き上がった。
(俺よりマシューの方がずっと細くてずっと繊細だっていうのに!)

「ご、ごめん、重かっただろ?」

「うん、まぁね・・やっぱアル、君ダイエットした方がいいよ」

ははっ、と笑ってマシューは起き上がった。そうして少し顔を歪める。
俺が思い切り乗ったんだ、その衝撃とともに床にたたきつけられたんだ。
俺よりも細いマシューが、怪我をしないはずがないのに!

「どこか痛いのかい!?」

「え?あ、うん・・ちょっとひねったみたい」

左の手首をひらひらと振って、マシューは苦笑した。
あぁやっぱり!痛いのをごまかすように振られる手、マシューの瞳はそれでも優しい。
俺が下になれば良かったのに!そうすればマシューは怪我をしなかったのに!

「アルは怪我なかった?」

「そんなことはどうでもいいよ!」

俺のあまりの剣幕に、マシューは驚いたように目を瞬かせた。
ひねった手首が利き手じゃなかったから良かったものの、違ったらどうするつもりだったんだ。
ひらひらと振り続ける手を掴んで止めたら、血が通っていないかのように冷たかった。
どうしよう、俺の下敷きになったんだ、腰とか痛めてたら?背中も打っているだろうし。

「マシュー、保健室に行こう!」

「え?大丈夫だよこれくらい」

「大丈夫じゃないよ!ほら早く」

「大丈夫だよ!他は別にッ、けほっ」

「ッ、マシュー!?」

「あ、平気だよ。ちょっと背中強く打ったから息がしづらくて」

苦笑しながら言うけれど、それはそれで大問題だ。
近くにいる生徒の声が、周りのざわめきが聞こえないくらい俺は焦っていて、
だから先生が近寄ってきたのもマシューに声が掛けられるまで気づかなかった。

「ウィリアムズ、大丈夫か?」

「あ、はい大丈夫です。すみません、試合を止めてしまって」

「いや、それはいいんだが・・どこか痛むか?」

「左の手首と、打った背中が少し痛むくらいです」

「背中か・・保健室に行くか?」

「いえ、大丈夫です」

「いいや、行こう!」

先生とマシューの会話を遮って、俺は言った。
マシューは目を瞬かせてこちらを見て、それから苦笑する。

「大丈夫だよ、アル。そんなに心配しなくても」

「行こう、背中打ったんだろう?俺が連れて行ってあげるから」

「大丈夫だってば、」

何も。何も考えていなかった。苦笑したマシューの表情が少し辛そうに見えた。
ただそれだけの理由で何も考えずに反射的に、マシューの額に唇を落としていた。
周囲のざわめきが大きくなったような気がしたけど気にしない。
驚きと羞恥とで固まったマシューを、そっと素早く抱き上げる。

「俺が保健室にマシューを連れて行きます、いいですね、先生?」

「え、あぁ、構わんが・・」

「それじゃ失礼します」

先生に軽く一礼してから、マシューを横抱きにしたまま俺は体育館を後にした。
フリーズしたマシューが直ったのは、体育館を出て廊下を歩いている最中だった。

「あ、アルっ!?」

「ん?なんだい?」

「ちょ、っと恥ずかしいから降ろしてよ!」

「あとちょっとだし大丈夫だよ、あと授業中の廊下は静かにしないといけないんだぞ」

「わかってるよそれくらい!」

「わかってないんだぞ。声響いてる」

そう言うと、マシューは口を噤んで周囲を見渡した。
授業中の人気のない廊下には、俺一人分の足音だけが響いている。

「・・・なんで、あんなことしたのさ」

「あんなこと?」

「キス・・・」

「・・何も考えてなかった」

「は?」

「マシューが痛そうで辛そうで見てられなかったから、つい」

「ついって・・・!」

「よく、アーサーやフランシスが痛いところにキスしてくれただろ?あれと同じだよ」

「・・・・・・」

納得したのか、それとも反論が思いつかなかったのか。
マシューは不機嫌そうな表情で黙ったまま、俺の方に首を傾げた。

「・・・なんだか、うまく丸め込まれた気がする」

「そんなことないさ。保健室で治療してもらってゆっくり休みなよ」

「・・・・・」

「大丈夫、困ったことがあったら、左手の代わりにフォローはするんだぞ」

俺はヒーローだからね!と高らかに宣言すると、マシューは苦笑した。
どうやら、機嫌は直ったらしい。良かった。

「・・・・そうだね、そうする」

そうしてマシューを抱き上げたまま保健室に入ったら、保健室の先生に怪訝そうな表情をされた。
その日のうちにこの出来事(マシューにキスしてお姫様だっこで保健室に行った)は校内に流れ、
それをネタにアーサーとフランシスにからかわれマシューに怒られたのはまた、別のお話。










あとがきという名の懺悔

ホワイトデー関係ねー・・もうホワイトデーは諦めようか←
これくらいしか、先生の前でとかなかったんですもん・・・・。
でも書くのはものすごく楽しかったです!アルマシュいいよアルマシュ。
お姫様だっこくらいなら、アルは堂々と簡単にやってくれると思うんだ。
ちなみにこんな終わらせ方したのはオチが見つからなかったからです(おま
学ヘタ知らないから設定とかまるっと無視だよ!アルマシュは同じクラスだよ!
続きを書くのはそれはそれで楽しいかもしれませんね(笑
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