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ホワイトデー・カウントダウン企画第2段!
第2段はごっずの京クロです!カプ要素はあります。
お題は「2.授業中に屋上で」です。
屋上といえば、私の中では学生ディノスクなんですけど、今回は京クロ。
ちなみにお題でわかるかと思いますが学パロ設定になっております。
詳しく知りたい方はリンクの「学パロリレー」へどうぞ。
ちなみにホワイトデーっぽい描写全くないよ!^q^
というわけで、読んでやってもいいぞ!という方は追記よりどうぞ!


「クーロたんっ!」

休み時間終了3分前。陽気そうな声に顔をあげたら鬼柳が手招きしていた。
ここは1年の教室、5階。鬼柳は2年生(留年)、教室は4階。
3分とかもう走ってもギリギリなんじゃねーかと思いつつ、俺は席を立った。

「お前・・・授業もう始まんぞ?」

「うん、知ってる!なぁ、ちょっと来てくんね?」

「どこにだよ・・だから授業始まるっつの」

「俺と一緒にサボタージュしよ!」

「っはぁ!?何言って、」

「いいからいいから!」

鬼柳に腕を掴まれ、教室から引っ張り出された。
視界の端に見えた教室の時計は、授業開始まであと1分。
同じクラスの遊星に助けを求めようと振り返ったけれど、軽く手を振られた。この裏切り者!

「お、おい鬼柳、でもどこいくんだよ!」

「んー?何が?」

「何がって、授業中どこでサボる気なんだよって言って・・」

俺のセリフを遮るように、鬼柳は惚れ惚れするようなさわやかな笑顔で笑った。
俺の腕をつかんだ反対の手で、上をまっすぐ指差して。

「・・・屋上?」

「そ、屋上。クロたん上ったことある?気持ちいいんだぜ!」

「いや、ねぇけど・・だって鍵かけてあるんじゃ・・」

「そんなのどうってことねえよ!ほら行くぜ!」

手を引かれ、階段を駆け上がって屋上に。扉の鍵は、掛かっていなかった。
少し軋む扉を開くと、コンクリートむき出しの床と白い鉄柵、そして晴れ渡る青空。

「うおー・・・!」

「あ、クロたんあんま柵に近づいちゃダメ、校庭の先生に見えるから」

「うお、そっか」

空の青さに、空の近さに、吹き抜けるさわやかな風に。
ちょっとテンションが上がって鉄柵に近づこうとした俺に制止が掛かる。
そこで、授業開始を告げるチャイムが鳴った。あぁ、初サボりだ、俺。

「お前、こんな風にサボってばっかだから留年すんじゃねーの?」

「うーん、つーか、どっちかってーと出席日数足りなくてなー」

「笑い事じゃねーよ、それ」

「や、ちゃんと勉強はできんだぜ?けど出席日数足りなくて落とされちった」

ははっ、と笑う鬼柳。それは、尚更授業に出なければやばいんじゃないのか。
そう口から出掛かったけれど、あまりにも晴れやかな笑顔だから、やめた。
(それに、正直次の数学の授業は俺も苦手だったから。)

「よーし!そんじゃ屋上で昼寝だ昼寝!」

「昼寝すんのかよ!?」

「ほら、クロたんもこっちこっち!」

パタパタと、上履きの踵を踏みつぶした鬼柳の少し間抜けな靴音が響く。
屋上の真ん中に大の字になって寝転がると、鬼柳は目を閉じた。
空よりも薄い、灰色がかった水色の髪を風が撫でていく。

「・・喋んなきゃ、イケメンなのにな、」

「んー?なんか言ったー?」

「いや、なんでもねーよ」

鬼柳の隣に寝転がる。青い空、流れる雲は早く、風が強いことが分かる。
目を閉じると少し眩しく感じた太陽の光が遮断され、木陰に座っているかのような心地良さを感じる。
髪を、頬を撫でていく風は、どこか温かくどこか冷たくて眠気を誘う。

「クロたん、」

「んー?」

目を開くのも面倒で、返事もどこか生返事だった。
だから、急に目の前が翳ったのもおそらくは、雲が太陽を隠したからだと思った。
そのあとに急に落ちてきた、唇への柔らかな感触がなければ。

「・・・!?」

「お、起きたー?」

目の前で、俺に覆いかぶさるように上半身をあげてにっこりと笑っていたのは鬼柳。
ていうか今鬼柳、俺に何した?つーか俺、何された?今の感触は?
驚きのあまり、腕で少し身体を起こしたまま目を瞬かせていると、鬼柳は笑った。

「うん、だってせっかくクロたんと二人っきりなのにさ、」

寝ちゃうなんてもったいないじゃん、と。少し照れたように笑って。
あぁ畜生。俺はその、優しげなお前のその照れたような笑顔が好きなんだって。

「いきなり何しやがる!」

頭を掴んで放すと、鬼柳が残念そうに顔を歪める。
コロコロと変わるその表情も、好きなんだけど俺は素直になれないから。

「えー、王子のキスで姫を目覚めさせて・・」

「誰が王子だ!恥ずかしいだろこの馬鹿!」

「えー!いいじゃんかー!」

「よくねーよ!」

言い合いになって、二人とも立ちあがって叫び合う。
こんな風に言い合うのも、じゃれあうのも俺は充分、好きなんだけど。

「こらー!テメェらそこで何やってやがる!」

「うおっ!?」

突然の声に、互いに発信源を見やると、校庭でこちらを見ている緑色のジャージ。
竹刀をこちらに向けて叫んでいるのは体育教諭で生徒指導の牛尾だった。

「その髪は・・テメェらクロウと鬼柳だな!?今は授業中だぞわかってんのか!」

「やっべ、見つかった!とりあえず逃げるぞクロたん!」

「お、おう!」

「ていうか俺たちだってバレてるし!」

「おまえのせいだろうが!」

「なんで!?クロたんだって楽しそうだったじゃん!」

言い合いになりながらも、俺と鬼柳は屋上から出ようと出口に向かった。
まぁ、身元が割れてるから指導室行きは確実だけど、でも。
・・・・授業に出るよりは退屈しなかったし楽しかったから、まぁ、いいか。










あとがきという名の懺悔

・・・・・ホワイトデー・・・・かすりもしなかった・・・orz
けど、これは学パロで考えていたネタだったので書けて良かったです。
本編で書くにはあまりにも短すぎるので、短編で書こうと思ってたんですけど。
満足お題でもよかったんですけど、当てはまるのがなかったもんでここで。
ふう、書きたいもの書けて私は満足です!ホワイトデー関係ないけどな!←
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